ファッションecプラットフォームfarfetchの昨年gmvは前年比56%増の14億ドル

英国のファッションぜいたく品ECプラットフォームFarfetchグループはこのほど、2018年度のコアデータを発表した。2018年12月31日現在、グループGMV（サイトの出来高）は前年同期比56%から14億ドルと過去最高を更新し、粗利益率は48.2%だったという。

同時に、収入は56%増の6億2000万ドルに記録され、年間成長率は業界平均の2倍で、年間税引き後の損失は1億555万ドルだった。

このうち第4四半期の損失は前年同期の5480万ドルから990万ドルに大幅に縮小し、第4四半期までに同プラットフォームのアクティブユーザー数は45%上昇し、注文数は58%増加した。

注目すべきは、Farfetchはこのほど、国内の大手電子商取引プラットフォーム京東との戦略的協力を深化させ、ぜいたく品ブランドの中国市場への参入を優先的に選択するルートを提供することを正式に発表した。

協議によると、京東傘下で独立して運営するぜいたく品電子商取引プラットフォームToplifeをFarfetchの中国事業に統合する。

このような深いパートナーシップは、京東とFarfetchが2017年7月に開始した成功した提携に基づいており、京東はFarfetchの大きな株主の一人であることが分かった。

また、Farfetchは京東アプリの1級入り口を獲得し、Farfetchを通じて1000以上の高級品ブランド商とブティックパートナーのネットワークをカバーし、京東ユーザーが3000以上の高級品ブランドの商品を簡単に選択できるようにする。

一方、京東は劉強東氏がFarfetch取締役会のメンバーを即時退任し、京東首席戦略官の廖建文氏が後任すると発表した。

特筆すべきは、京東が2019年2月28日に発表した2018年第4四半期の財務報告書によると、期間中の純収入は前年同期比22.4%増の1348億元、年間純収入は前年同期比27.5%増の4620億元で、いずれもアナリストの予想を上回った。

報告期間中、京東商城の年間経営利益率は1.6%で、2017年の1.4%を上回り、純損失は約48億元だった。同財報が発表された後、京東の株価は4.54%から27.12ドルと大幅に上昇し、時価総額は約392億ドルだった。

統計によると、2018年12月31日現在、京東の過去12カ月のアクティブユーザー数は3億053万人、前年同期のアクティブユーザー数は2億925万人だった。